【獣医師解説】猫がうるさく鳴く!要求鳴きをやめさせる5つの対策

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要求鳴き

こんにちは!
アニマルライフハック『もふもふびより』を運営している、獣医のあんこです😆

うちの子、最近やたらとうるさく鳴くんだけど…

猫が鳴き止まないのって、どうにかならないのかな?

——そんなお悩み、ありませんか?

夜中に「ニャーン!」と起こされたり、ごはんのたびに大合唱されたり…。
かわいいはずの鳴き声も、毎日となるとちょっぴり疲れちゃいますよね😢

この記事を読めば、猫がうるさく鳴く理由がわかって、要求鳴きをやめさせる方法のヒントがきっと見つかります。

この記事はこんな人におすすめ
  • 猫がうるさく鳴いて、どうしたらいいか困っている
  • ごはんや夜中の「要求鳴き」をやめさせたい
  • 叱っても鳴き止まなくて、対応に悩んでいる
  • もしかして病気…?と不安を感じている
あんこ

「うちの子はどのタイプかな?」と考えながら、ぜひ読んでみてくださいね✨

この記事を書いた人
  • アリからゾウまで、生き物大好きな獣医。
  • 犬・猫・鳥など飼育経験あり。
  • 現在は2匹の猫と暮らす猫下僕ライフ中🐾
  • 「もふもふびより」ブログではペットの暮らしをもっと快適にする情報を発信しています。
目次

結論🐾怒らないで原因を考えていろいろ試してみて!

要求鳴き

先に結論からお伝えします。

猫がうるさく鳴くときの対策は、ズバリこの3つです。

鳴き声対策
  • 怒らない・無視のしすぎもしない
  • 鳴く「原因」を冷静に探る
  • 原因に合わせた対策をいくつも試してみる

大事なことですが、怒るのはご法度です😫
しつけは通用しません!
「かまってもらえた」「喜んでもらえた」など勘違いすることもありますし、怖がられて嫌われてしまうこともあります。

猫の要求鳴きには必ず理由があります。

お腹が空いた、かまってほしい、どこか痛い…。
鳴き声は猫からの「メッセージ」なんですよね🐱

たとえば、私の家の猫も一時期、明け方に鳴き止まない時期がありました。
よく観察したら原因は「フードの時間が遅すぎた」こと。
朝ごはんを少し早めただけで、ピタッとおさまったんです。

だからこそ、頭ごなしに叱るのではなく、「どうしたの?」と原因を考えてあげること。

あんこ

「鳴く原因を考える」。これが、猫が鳴き止まない対策の第一歩なんです💛

猫がうるさく鳴く5つの原因をチェック!

要求鳴き 原因

まずは、なぜうちの子が鳴いているのかを知ることから始めましょう。
原因がわかれば、対策はぐっとラクになりますよ😊

「にゃお~~~ん」と大きな声で何かを訴えてくる「要求鳴き」。

よくある「要求鳴き」のパターンはこちら!
代表的なものをまとめてみました。

鳴くタイミング考えられる要求
ごはんの前・空っぽの食器の前お腹が空いた🍚
飼い主が帰宅したときかまってほしい・寂しかった
トイレの近くで鳴くトイレが汚れている
窓の外を見ながら外に出たい・狩りの本能
夜中〜明け方退屈・エネルギーが余っている
いつもと鳴き方が違う・急に増えた病気のサインかも

対策の前に、まず「なぜ鳴いているのか」を知ることがいちばん大切です。

猫の鳴き声には必ず理由があります。
そして原因によって、取るべき対策がガラッと変わるんです。

「あ、これうちの子だ!」というパターン、見つかりましたか?
下のリストから、うちの子が鳴くタイミングに一番近いものを選んでみてください。そのまま対策に飛べますよ🐾

タップして原因をチェック!

要求鳴きをやめさせる具体的な対策

要求鳴き 対策

では、具体的な対策を見ていきましょう!

① お腹すきタイプの対策🍚

「ごはんまだ〜!」のサインを見極めましょう!

ごはんの前になると大合唱……これは猫がいちばんわかりやすく意思表示する場面です😂

まず確認してほしいのが、今あげている量が本当に足りているかどうかです。

フードの袋に書いてある給与量は「目安」に過ぎません。
体重・年齢・運動量によって必要なカロリーは変わります。

逆に「太らせたくない」と少なくしすぎて、慢性的な空腹になっているケースも。

「パッケージ通りにあげているのに鳴きやまない」という子は、一度量を見直してみてください。

※ 正確なカロリー計算はBCSを使って算出するのが理想です。詳しい計算方法はこちら → 【カロリー計算の記事・準備中】

具体的な対策
  • 給与量を見直す:パッケージの給与量を鵜呑みにせず、適切なカロリーをあげるのが理想です。かかりつけ医に「うちの子に合った量」を聞いてみるのも確実です。
  • 自動給餌器を使う:決まった時間に自動でごはんが出る仕組みを作ると、「鳴けば出てくる」という習慣が自然と断ち切られます。私もこれで明け方の催促が激減しました🙌
  • 1日の回数を増やす:1日2回→3〜4回に分けて少量ずつあげるだけで、空腹を感じる時間が短くなり、鳴く回数がぐっと減ることがあります。

② 遊びたいタイプの対策🎾

帰ってきた瞬間に「にゃ〜ん!」と走ってくるのはかわいいけれど、その後もずっと鳴き続けるなら、エネルギーが余っているサインかもしれません。

猫は本来、狩り→食事→睡眠というリズムで生きています。

室内飼いの猫はこの「狩り」の部分が足りなくなりがちで、それが「遊んで〜!」という要求鳴きにつながるんです。

具体的な対策
  • 帰宅後5分は「猫優先タイム」にする:「帰ってきても無視すれば慣れる」と思いがちですが、逆効果なことも。帰宅後すぐに少しでもかまってあげると、猫が安心して自分から離れていくことが多いです。
  • 「狩りの完結」まで遊ぶ:猫じゃらしで遊ぶときは、最後に必ずおもちゃを「仕留めさせて」あげてください。狩りを完結させることで、猫の本能が満たされます。遊んだ直後にごはんをあげると、さらに満足度が上がりますよ✨
  • ひとり遊びができる環境を整える:コロコロ転がるボールや、中におやつが入った知育トイを置いておくと、飼い主がいない時間も自分で遊べるようになります。

③ トイレ不満タイプの対策🚽

トイレの前でじっと鳴いている…これは結構わかりやすいSOSです。

猫はもともと非常にきれい好き。

少しでも汚れていると使いたくない子も多いですし、トイレ自体が体に合っていない可能性もあります。

具体的な対策
  • 掃除の回数を増やす:理想は1日1〜2回。「毎日やってるよ!」という方も、タイミングや頻度を見直してみてください。うんちはすぐ取り除くのが基本です。
  • トイレの数を確認する:多頭飼いの場合、基本は「頭数+1個」が目安です。1匹でも、トイレが1つしかないと不満が出ることがあります。
  • 砂や場所を変えてみる:砂の素材(鉱物系・紙系・木系など)や粒の大きさが合わないこともあります。私の猫も砂を変えたら嘘のようにすっきりしたことがありました😊 置き場所が落ち着かない(人通りが多い・暗すぎる)のも原因になることがありますよ。

④ 外に出たいタイプの対策🌿

窓の外をじっと見ながら「ウウウ…」と低く鳴くの、見たことありませんか?

あれは野生の本能が目覚めている瞬間です。

外に出してあげられれば一番ですが、安全面を考えると完全室内飼いが基本。だからこそ、室内に「外のような刺激」を作ってあげることが大切です。

具体的な対策
  • キャットタワーや窓辺のステップで「高さ」を確保する:猫は高い場所から周囲を見渡すことで安心感を得ます。見晴らしのいい場所があるだけで、外への執着がやわらぐことがあります。
  • 窓の外に鳥が見えるようにする:窓の外を眺められる見晴らし台を用意すると、鳥を眺めて「狩り気分」を楽しめます。
豆知識

猫が高いところを好むのは、野生の名残り。
野生のネコ科動物は、木の上や岩の上から獲物を探していました。
キャットタワーや窓辺の見晴らし台を用意すると、外を眺めて満足し、「外に出たい鳴き」が落ち着くことがあります。
退屈からくる鳴き声には、”縦の運動スペース”が意外な特効薬になるんですよ✨

⑤ 夜型タイプの対策🌙

毎晩決まった時間に「ニャーン!」と起こされると、睡眠不足になっちゃいますよね…😴

これは猫の活動リズム(薄明薄暮性=夜明けと夕方に活発になる)と、人間の生活リズムのずれが原因である場合が多いです。猫を責めるのではなく、「一緒に眠れるリズム」を作ることを目指しましょう。

具体的な対策
  • 寝る前の「狩り→食事→睡眠」ルーティンを作る:寝る1〜2時間前にしっかり遊んで(狩り)、そのあとにごはん(食事)。満腹で疲れた猫は、一緒に眠ってくれることが多いですよ。これが夜型タイプへの最強の対策です。
  • シニア猫・急に始まった場合は要注意:今までなかったのに急に夜鳴きが始まった場合、特に7歳以上の子は認知症や甲状腺疾患のサインのことがあります。下の「病院サイン」もあわせて確認してみてくださいね。

⚠️ こんな鳴き方は病院サインかも

要求鳴きとは違う鳴き方が続くとき、体の不調が隠れていることがあります。

次のサインが重なるときは、早めに動物病院へ相談してください🩺

  • 声のトーンがいつもと違う・かすれている
  • 水をたくさん飲むようになった
  • 痩せてきた・食欲が落ちた
  • 夜鳴きが急に始まった(特に最近)
  • トイレの回数が極端に増えた・減った
獣医師目線ポイント

7歳以上の猫で夜鳴きが急に始まった場合、甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気)のことがあります。
この病気は鳴き声が増える・やせる・よく食べる・よく飲むという症状が特徴的。
早期発見で治療できるので、「ただの年のせい」と決めつけずに受診してみてください。

よくある質問

猫 Q&A
無視し続ければ要求鳴きは止まりますか?

基本は「鳴いてもすぐ応えない」が有効ですが、完全な無視はおすすめしません
お腹が空いている・体調が悪いなど、本当に必要なサインのこともあるからです。
落ち着いたら応える、のメリハリが大切ですよ。

夜中に鳴き止まないのですが、対策はありますか?

寝る前にしっかり遊んでエネルギーを発散させ、そのあとにごはんをあげるのが効果的です。
それでも続く場合や、シニア猫さんの場合は病気の可能性もあるので、一度受診を検討してくださいね。

子猫がうるさく鳴くのも要求鳴きですか?

子猫は不安や甘えで鳴くことが多いです。
お母さんを探して鳴いているケースもあるので、温かさ(湯たんぽなど)や安心できる寝床を整えてあげると落ち着きやすいですよ🐈

急に鳴く回数が増えました。病院に行くべき?

はい、いつもと違う変化は受診のサインです。
鳴き方・食欲・飲水量・体重などに変化がないかチェックして、気になれば早めに動物病院へ相談してください。

しつけスプレーなどで鳴き止ませてもいい?

驚かせて一時的に止めても、不安が増えて逆効果になりがちです。
罰ではなく、原因にアプローチする方法をおすすめします。

 対策を全部試したのに、まだ鳴きやみません。どうしたらいい?

まず、「すぐ変わる」とは思わないでください😊
猫の習慣が変わるには最低でも2〜3週間かかることがほとんどです。
焦らずじっくり取り組むのがコツです。

同じ対策を少なくとも1週間ためしてそれでも改善しない場合は、対策が原因と合っていない可能性もあります!もう一度シミュレーターで原因を確認してみてください😀

「やることは全部やった!」と感じたら、かかりつけの動物病院に相談するのが次の一手。
行動療法※に対応している動物病院なら、要求鳴きそのものを専門的にアプローチしてもらえますよ🩺

行動療法とは薬だけに頼らず、行動学の知識をもとに猫の問題行動を根本から改善する治療アプローチです。日本では「獣医行動診療科認定医」が専門家。対応病院はまだ少ないですが、オンライン相談を実施しているところもあります。

まとめ:要求鳴きは猫からのメッセージ💛

猫 まとめ

最後に、今日のポイントをチェックリストでおさらいしましょう!

  • 猫がうるさく鳴くのには必ず理由がある
  • 怒るのは逆効果。原因を冷静に探そう
  • 鳴いてもすぐ応えず、落ち着いたらかまう
  • 生活リズムを整え、寝る前にたっぷり遊ぶ
  • いつもと違う鳴き方は病気のサインかも

猫の要求鳴きは、すぐにピタッと止まるものではないかもしれません。

「どうしたの?」と原因を考えながら、いろいろ試してみることが、いちばんの近道なんです!!

あなたのおうちの子は、どのタイプでしたか?
ぜひ今日から、ひとつでも試してみてくださいね。きっと、もっと心が通じ合えるはずです🐾✨

それでは、また次回の『もふもふびより』でお会いしましょう〜!

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